小児科・アレルギー科・予防接種など子どものことなら何でもご相談ください。伊勢崎市東町「坂口こども診療所」

免疫療法

アレルギーについて

スギ花粉症

花粉症とは、植物の花粉が原因となって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状をおこす疾患です。
スギ花粉が原因(アレルゲン)となるものを、スギ花粉症といいます。

アンケート調査の結果、日本人の38.8%の人がスギ花粉症であることがわかりました。

スギ花粉症

通年性アレルギー性鼻炎とは

通年性アレルギー性鼻炎とは、くしゃみ、鼻水、鼻づまり などのアレルギー症状が、季節を問わずあらわれる疾患です。

通年性アレルギー性鼻炎の主な原因(アレルゲン) は、ダニ、真菌(カビ)、昆虫、ペットの毛などが知られています。
鼻の症状だけでなく、目のかゆみや涙目をともなうこともあります

アンケート調査の結果、日本人の24.5%の人が通年性アレルギー性鼻炎であることがわかりました。

通年性アレルギー性鼻炎とは

舌下免疫療法について

スギ花粉症、またはダニアレルゲンが原因の通年性アレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんは、舌下免疫療法による治療を受けることができます。

これまでのアレルゲン免疫療法は、医療機関で皮下に注射する「皮下免疫療法」だけでした。
しかし、最近では、舌の下で治療薬を保持する「舌下免疫療法」のお薬が登場し、自宅で服用できるようになりました。

服用期間の例

1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、2日目からは自宅で服用します。

服用期間の例

服用時に避けること

服用前、及び服用後2時間は、激しい運動、アルコール摂取、入浴などは避けるようにしてください。
また、服用後2時間以降にこれらを行う場合にも副作用の発現に注意してください。

期待できる効果

長期にわたり、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。
症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。

副作用について

主な副作用
  • 口の中の浮腫、腫れ、かゆみ、不快感、異常感
  • 唇の腫れ
  • 喉(のど)の刺激感、不快感
  • 耳のかゆみ
重大な副作用
  • ショック
  • アナフィラキシー